【死語度44%】「午前様」アンケートで死語か調査した!令和の時代にはあり得ない!?

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「飲酒などの夜遊びをして深夜12以降に帰宅」する人に、「いいご身分ね」という皮肉を込めた「午前様」が、死語かどうか気になりますよね。

おにいちゃん

使って恥ずかしくないか、めっちゃ不安!

本記事では「午前様」を「死語と思うか」、10代~60代以上の各世代300名を対象に、「アンケート調査」しました!

アンケート調査」からわかった 現在の死語度は44%です。

「死語だと考えている人」は「60代以上では16%」に対し「30代では34%」と倍増。

さらに40代以上では「言葉の意味を知らない人」はほとんどいませんが、20代では38%、10代では58%もの割合で、「午前様の意味を知らない人」が拡大しています。

この結果を知っておけば、

おさげちゃん

わ~、引く~!

といった恥ずかしい思いをしないで、すみますよ!

↓↓↓すぐにアンケート結果を見る↓↓↓

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「午前様」の意味

「午前様」とは「飲酒などの夜遊びをして深夜12以降に帰宅すること」です。

また、そのような人も指します。

職場の同僚や取引先との接待であったり、友人とお酒を飲んだり遊んだりして、帰りが遅くなった時に使われます。

言葉遊びの面白さだけでなく、「御前様(ごぜんさま)」にかけた、「いいご身分ね」という皮肉として使われることばです。

御前様とは?

高位の人物や住職、高官、あるいはそれらの家族を指す敬称。
特に日蓮宗では、住職や格式のある寺の僧侶に対する敬称として使われた。
江戸時代には大名や高官、またはその妻にも使われることがあった。

参考:
尚学図書言語研究所 編『言泉 : 国語大辞典』,小学館,1986.12. 国立国会図書館デジタルコレクション

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「午前様」の使い方

「午前様」の使い方は以下の通りです。

当時の人

あら、今日も午前様ね。
いい加減にしてよね

当時の人

昨日は同僚と飲みすぎて、すっかり午前様になってしまったよ

ママ

また午前様?
体を壊さないように気をつけてよ

当時の人

バブル期には、午前様で帰宅するサラリーマンの姿が珍しくなかったな

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「午前様」の類義語

「午前様」の由来は以下の通りです。

  • 夜更かし(よふかし)…夜遅くまで起きていること
  • 夜遊び(よあそび)…飲み歩きや遊びで遅くなること
  • オール…徹夜で遊ぶ、過ごすこと
  • 徹夜明け(てつやあけ)…翌朝まで起きていた状態
  • 朝帰り(あさがえり) …朝になってから帰宅すること

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アンケート「午前様」を死語と思うか調査結果はこちら!

「午前様」は死語と思うかアンケートを実施しました。

調査は10代~60代以上の各世代、50名ずつ、計300名を対象にしています。

男女比は50:50です。

全体のアンケート結果

アンケート結果では、「死語ではないと考えている人」は27%でした。

「死語だと思っている人」と「午前様の意味を知らない人」を合わせると、44%という結果でした。

全体と各世代のアンケート結果

全体と各世代別のアンケート結果は以下のとおりです。

\全体と世代別の結果はこちら!/

スクロールできます
回答数 死語だと
思う
どちら
とも

いえない
死語
では ない
言葉の
意味を

知らない
その他
全体30022%25%27%22.00%3.67%
10代5016%10%12%58%4%
20代5020%14%22%38%6%
30代5034%20%22%18%6%
40代5026%34%26%12%2%
50代5018%34%40%6%2%
60代以上5016%40%42%0%2%

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アンケート「午前様」の各世代の意識の違いを考察

「午前様」を死語と思っているか、世代別の意識の違いを考察します。

グラフで世代間の意識を比較

「午前様」の年代別の意識をグラフにした結果、「死語だと考えている人」が「60代以上では16%」に対し「30代では34%」と倍増しています。

40代以上では「言葉の意味を知らない人」はほとんどいませんが、20代では38%、10代では58%もの割合で、「午前様の意味を知らない人」が拡大しています。

急速に死語化が進んでいる状況です。

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「午前様」は死語なのか考察してみた

「午前様」の死語度は44%です。

30代以下では、「死語だと思っている人」や、「言葉の意味を知らない人」が拡大しています。

昭和時代に使われることの多かった、「午前様」の死語化が急速に進んでいる理由は、おもに3つあります。

飲み会文化の変化

かつての高度経済成長期では、長時間労働や、仕事の延長で深夜まで飲み歩くことは珍しくありませんでした。

会社には社会的コミュニティーとして、家族のような「つながりの意識」が強い時代がありました。

飲み会は「飲みにケーション」という呼び方で、社員の不満のガス抜きや、人的な潤滑油の役割がありました。

しかし近年では、ワークライフバランスが優先されるようになり、夜遊びして深夜に帰るような光景は、あまり見られなくなりました。

特に若い世代では、職場の飲み会をあまり好まない傾向があります。
飲みの付き合い自体が少なくなりました。

結果として「午前様」ということばを使う機会自体が減りました。

働き方改革

コロナ禍の影響もあり、働き方改革が進んだことで、テレワークなど多様な働き方が広がりました。

リモートワークやフレックスタイムの普及で、勤務時間を柔軟に選べるようになりました。

個人の事情が尊重されるようになり、会社のコミュニティーとしての心理的な縛りは弱まりました。

同じ時間に働いてアフターファイブは飲みに行く、という構図は成立しにくくなりました。

「男は外」という偏見が時代に合わなくなった

バブル期までの日本では、「夫は外で働き、妻は家事を担う」という家庭のかたちが一般的でした。

背景として、明治期の民主化から、戦争が特権階級だけのものではなくなったことがあります。
総力戦になり、「戦争に行く夫を銃後で支える妻」という、一時代だけの特殊な要請(求め)が、昭和には偏見として残っていました。

職場の付き合いで帰りが遅くなる夫を、妻が眠らずに待っている、そんな光景も珍しくありませんでした。

現在は男女同権が進んだことと、一人あたりが稼ぎ出す力が低下したことから、共働きが主流になりました。

家庭の経済的な事情もあり、1980年代頃から女性の社会進出が少しずつ進み、夜遊びして帰ってくる男性を皮肉った「午前様」がよく使われました。

家庭は妻に任せて、夫は飲み歩いて帰ってくるという構図は、ほとんど成立しない時代になりました。

1980年代からパート勤務が目立ち始めた

参考:
「富裕層太り中間層細る」2020年日本経済どうなる|毎日新聞

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「午前様」まとめ

本記事では「午前様」は死語になっているかを考察しました。

アンケートからわかった 現在の死語度は44%です。

30代以下では、「死語だと思っている人」や、「言葉の意味を知らない人」が拡大しています。

「午前様」の死語化が進んでいます。

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