「性的な行為を含めてイチャイチャすること」を意味する「にゃんにゃんする」が、死語かどうか気になりますよね。

使って恥ずかしくないか、めっちゃ不安!
本記事では「にゃんにゃんする」を「死語と思うか」、10代~60代以上の各世代300名を対象に、「アンケート調査」しました!
「アンケート調査」からわかった 現在の死語度は67.3%です。
20代では44%、10代では48%と、若者世代では「半数近い人が言葉の意味が分からない」という状況です。
この結果を知っておけば、



わ~、引く~!
といった恥ずかしい思いをしないで、すみますよ!
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「にゃんにゃんする」の意味


「にゃんにゃんする」とは「性的な行為を含めてイチャイチャすること」です。
性的な隠語として使われる言葉
男女がべたべたすることから、さらに抱き合ったり、ペッティングや性交などの、性的な行為を意味します。
その他の意味
同じ音の「にゃんにゃん」には、「赤ちゃんに食べ物を食べさせる仕草」や、中国の民間信仰で「女神」や「皇后」を意味する「娘娘(にゃんにゃん)」といった意味もあります。
AKB48の元メンバー小嶋陽菜の愛称にも「にゃんにゃん」があります。
ただし本記事の俗語としての「にゃんにゃんする」は、性的な俗語として「にゃんにゃんする」の意味や由来を解説しています。
「にゃんにゃんする」の由来


「にゃんにゃんする」の由来は以下の通りです。
「ねんごろ」がルーツ
「にゃんにゃんする」のルーツは「ねんごろ」とされています。
「懇ろ(ねんごろ)」とは、「心が通い合って親密なこと」です。
語源は「ねもころ」です。
「ねもころ」は、「根」+「もころ(如し)」、または「根」+「も(助詞)」+「ころ(凝・絡む)」からきています。
「草木の根が、土の中で絡みあっている様子」を表しています。
「ねんごろ」が「にゃんごろ」になった説
男女の特に親密な関係を「ねんごろな関係」といいます。
女子高生のあいだで「ねんごろな関係」をかわいく、「にゃんごろな関係」と表現するのが流行していたとする説があります。
次第に「にゃんごろな関係」
「にゃんごろ」 「ごろにゃん」 「にゃんにゃん」 「にゃんにゃんする」と変化したとされています。1970年代末からツッパリなどの不良文化で、若者がよく使っていたとされています。
1983年のニャンニャン事件で流行した
「にゃんにゃんする」は1983年の流行語です。
テレビドラマの『積み木くずし』で、非行少女を演じた高部知子のベッド写真が『FOCUS』に載った「ニャンニャン事件」がきっかけです。
当時、15歳だった高部知子は、「ベッドでくわえ煙草をするスクープ写真」について取材陣に問われ、「ああ、ニャンニャンしてるとこね」と答えたことで、「にゃんにゃんする」は一般に広まりました。
3歳年上の相手の男性は、週刊誌に写真を持ち込み、2ヶ月後に不幸な最期を遂げています。
「わらべ」のシングル「めだかの兄妹」由来説
「にゃんにゃんする」の起源は、『FOCUS』の記者が「ニャンニャン事件」で作りだしたとする説もあります。
記事では性交のストレートな表現を避けるために、3人ユニット「わらべ」の楽曲「めだかの兄妹」の歌詞からとったとする説です。
曲中では高部知子のソロパートで、猫の鳴き真似で「にゃんにゃん」という歌詞があります。
「にゃんにゃんする」の流行から「おニャン子クラブ」が誕生した
後年AKBをプロデュースした秋元康プロデュースで、1985年にTV番組「夕やけニャンニャン」から、「おニャン子クラブ」が生まれました。
「にゃんにゃんする」の流行が影響しているとされています。
当時、「おニャン子旋風」や「おニャン子現象」と呼ばれる社会現象となる、一大ブームになりました。
2年の短い活動期間でありながら、「卒業」や「新メンバー加入」という、現在のアイドルの基礎を作りました。
「にゃんにゃんする」の類語


「にゃんにゃんする」の類語は以下の通りです。
- いちゃいちゃする
- ラブラブする
- ぎゅっとする
- すり寄る
- もふもふする
- チョメチョメする
- ご休憩
- よろしくする
- 乳繰り合う
- いいことする
アンケート「にゃんにゃんする」を死語と思うか調査結果はこちら!


「にゃんにゃんする」は死語と思うかアンケートを実施しました。
調査は10代~60代以上の各世代、50名ずつ、計300名を対象にしています。
男女比は50:50です。
全体のアンケート結果


- Freeasyによる独自調査
アンケート結果では、「死語ではないと考えている人」はわずか12.7%でした。
「死語だと思っている人」と「にゃんにゃんするの意味を知らない人」を合わせると、67.3%と半数を大きく超える結果でした。
全体と各世代のアンケート結果
全体と各世代別のアンケート結果は以下のとおりです。
\全体と世代別の結果はこちら!/
回答数 | 思う | 死語だととも いえない | どちらではない | 死語意味を 知らない | 言葉のその他 | |
全体 | 300 | 40.33% | 16.67% | 12.67% | 27% | 3.00% |
10代 | 50 | 20% | 14% | 14% | 48% | 4% |
20代 | 50 | 28% | 12% | 10% | 44% | 6% |
30代 | 50 | 40% | 12% | 14% | 30% | 4% |
40代 | 50 | 42% | 22% | 18% | 16% | 2% |
50代 | 50 | 62% | 24% | 4% | 10% | 0% |
60代以上 | 50 | 50% | 16% | 16% | 16% | 2% |
「にゃんにゃんする」の各世代の意識の違いを考察


「にゃんにゃんする」を死語と思っているか、世代別の意識の違いを考察します。
グラフで世代間の意識を比較


「にゃんにゃんする」の年代別の意識をグラフにした結果、20代では44%、10代では48%と、若者世代では「半数近い人が言葉の意味が分からない」ということが判明しました。
また50代では62%、60代以上では50%もの人が、「死語だと考えている」ということが分かりました。
「にゃんにゃんする」は死語なのか考察してみた


「にゃんにゃんする」の死語度は67.3%です。
さすがに古いという印象が強く、死語と思っているか、そもそも言葉の意味が分からないという状況です。
「にゃんにゃんする」は死語です。
「にゃんにゃんする」まとめ
本記事では「にゃんにゃんする」は死語になっているかを考察しました。
アンケートからわかった 現在の死語度は67.3%です。
時代遅れな印象が強いため、日常会話では引かれてしまう可能性があります。
しかし、これだけ知らない人が増えている状況の場合、ギャル語などで「あえて」使うことで、再び流行する可能性もあるかもしれません。
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